vol.137 留学生寮の基礎知識

ほとんどの留学生が留学生寮に住みます。
留学生寮ってどんなところなのか？
もちろん大学によって違いはあるのですが、
一般的なものについて簡単に紹介しましょう。



●部屋のタイプ

まず2人部屋。
ホテルのダブルルームをイメージしてください。
8～10畳くらいの部屋にベッドと机が2つずつ。
それにバストイレがついている。
そういう空間です。

で、2人で使う2人部屋を、贅沢に1人で使う。
これが1人部屋です。

また一部の大学にはルームシェアタイプもあります。
例えば3DKの部屋に3人で住んで、
バストイレなどを3人で共用するというタイプです。



●寮費

1人部屋の寮費は、地方大学で1日50元、
大都市で80～100元が平均値です。
2人部屋は1人部屋の半額。
ルームシェアタイプはその中間くらいです。



●設備

・机、椅子、ベッド、クローゼット
これらはほぼすべての大学にあります。

・テレビ、電話
これも多くの大学にあります。
一部の大学ではテレビが1フロアに1台だったりします。
電話はなくても大丈夫ですよ。
ほとんどの留学生が中国で携帯電話を買いますから。

・冷蔵庫、洗濯機
これはほとんどの大学で共用です。
台数が少ない大学では、週末ごとに洗濯ラッシュ！
まぁ、それはそれで思い出になるのでしょうが。笑

冷蔵庫の共用はやっぱり不便です。
中国の冷蔵庫は安いですからね。
小さいのを1台買っても良いと思います。

・キッチン
これもほぼすべての大学で共用です。
管理の悪い大学ではスゴイ状態になってます。
自炊をしようと思ってらっしゃる方、
自分で掃除するくらいの気持ちでいたほうが良いかと。



●バストイレ

ほとんどの大学で各部屋についています。
一部の大学では1フロアごとの共用です。

トイレは洋式と和式が半々くらいです。
和式トイレのすぐ上にシャワーがついていて、
シャワーのお湯もトイレに流れていくとか。苦笑
まぁ、慣れです。
人間って強いですから！

ホテルタイプの寮を除いて、バスタブはありません。
お湯につかるという習慣がない国ですから。



●インターネット

ほぼすべての大学で、寮の自室で利用可能です。
利用料は無料のところから月額100元くらいまで。
開設工事料を取られるところもあります。

寮に着いたその日から使える大学は皆無です。
早くて数日から1週間。
遅いところでは1ヶ月近くかかります。

使えるようになるまではどうすれば良いか？
大学周辺には必ずネットバーがありますので、
そういったところを使ってしのぐしかありません。

スピードは期待しないでください。
日本よりは格段に遅いです。
光回線に慣れた人とか、めまいを起こすでしょう。
まぁ、しょうがないです。
対策の打ちようがないですから。

また、見ることができないサイトもあります。
ソーシャルメディア系ではTwitter、Facebook、
ブログではFC2、Yahooブログ、アメブロなど、
動画系ではYoutube、ニコニコ動画もアウトです。

ブログをやってる方、
日本にいる間に使えるブログに切り替えておきましょう。
mixiは今のところ大丈夫です。



●冷房

ほとんどの大学にエアコンがついてます。
ついてないのは、
黒龍江、吉林、内蒙古、新疆、雲南
の5つの省・自治区です。

なぜかというと、
◆夏の気温がそれほど上がらない
◆本当に暑いのは年間で数週間程度
◆しかもその時期は夏休み

とは言っても、やっぱり真夏は暑いです。
扇風機でも買ってください。



●暖房

長江以北には「暖気」という暖房設備があります。
オイルヒーターのようなものが部屋についてまして、
11月中旬から3月中旬頃まで稼動します。
室温が20度以上に保たれて快適です♪

長江以南にはありません。
頼れるのはエアコンの暖房だけ。
ファンヒーターはおろか、ストーブもない。
つらい冬が待ってます～




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【今週のまとめ】
1) 普通の暮らしができる設備はそろっている
2) インターネットも利用可能
3) 郷に入っては郷に従え。慣れましょう！
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